パートン騎手騎乗の4番人気、香港からの遠征馬エアロヴェロシティが好ダッシュから好位に控え、最後の直線での激しい叩き合いからゴール寸前で抜け出し優勝。
エアロヴェロシティは出走1時間前の馬体重発表で－16kg・・・
遠征疲れなど様々な憶測が流れたがその不安視を嘲笑うかのようなスピードと力強さ、そして素晴らしい勝負根性を見せつけて優勝。
香港スプリントを制した力はダテではなかった。
普段から厳しい競馬をしてきていることが直線の勝負根性に出ていた。
7歳馬だが充実期を迎えているようだ。
秋のスプリンターズＳにも挑戦してくるようならば、日本馬にとって大きな脅威となるだろう。
2着は酒井騎手騎乗の6番人気ハクサンムーン。
綿密によく考えられたコース取りが見事だった。
2番手でハナを切っているかのように馬群に揉ませず、気分よく走らせていた。
惜敗だが今回は勝ち馬が強かっただけ。
強さと上手さは十分示せた。
3着に浜中騎手騎乗の3番人気ミッキーアイル。
道中、少し掛かりかけていたが、最後までしぶとく伸びた辺りは流石。
良馬場で行われていれば・・・。
1番人気に支持されたストレイトガールは13着に敗れた。
またもや馬場に泣かされた形になった。
流れが噛みあわなかった感じもあったが、さほど悪くない競馬はしていた。
原因がはっきりとわかっている函館SS（前が詰まって抜け出せなかった）以外にここまで崩れたのは初めて。
馬場だけが原因なのか、次走がこの馬の正念場となるだろう。
・スプリングステークス【GⅡ】
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