岩田騎手騎乗の5番人気レッツゴードンキが、他馬の騎手が牽制している中を超スローペースで操りながら引き付けて逃げ、最後の直線で一気に突き放しての圧勝。
馬場は良馬場発表に変更されていたが、桜花賞に限らず、日曜の阪神は後半になって消極的なレースが続いており、スローペースの展開が多かった。
それを考慮しても800m通過が50秒0というのはかなり遅いペース。
そんな中、恐らく考えていたであろう戦法を変えてハナを取りに行った岩田騎手の思い切りの良さのファインプレー。
道中、あれだけコントロールされ、上がり3ハロン33秒5の脚を出されては後続は手も脚も出ない。
2着には池添騎手騎乗の7番人気クルミナル。
前走が馬場が悪かったにせよ負けすぎだった。やはりそれなりに力はある。
ただ、あの時計ならどの馬でも間に合うので有力馬とまではいかない。
適性で言えば桜花賞を除外されて忘れな草に出場していたミッキークイーンの方が有力だろう。
1番人気に支持された戸崎騎手騎乗のルージュバックは9着に敗れた・・・
追い切りの影響があったのか、馬体重以上に細く映った。
あのスタートの良さならもう少し出しても良かったかもしれないが、控えてしまい徐々にポジションが下がった。
隊列が決まってからはさらに動きにくくなり、馬群が密集したために前が壁になってしまい、4コーナー手前では後方寄り。
最終的には上がり33秒6の脚を使っているが、全く競馬にならなかった。
この敗戦を糧に立て直せればオークスは巻き返せるだろう。
無敗馬達は負けたことがない分、弱点が事前につかめていなかった。
それがヒモまで荒れた要因ではないだろうか。
異例の超スローペースになったことで、無敗馬達と同じように力を出し切れなかった馬も多数おり、この結果がオークスにつながるかは微妙なところだ。
・高松宮記念【GⅠ】
・ダービー卿CT【GⅢ】
・産経大阪杯【GⅡ】
・阪神牝馬S【GⅡ】
・ニュージーランドT【GⅡ】
・アンタレスステークス【GⅢ】
・皐月賞【GⅠ】
・阪神牝馬ステークス【GⅢ】
・フローラステークス【GⅢ】
・マイラーズカップ【GⅡ】