ワンアンドオンリーの2冠達成が注目された菊花賞・・・
終わってみれば好位の内でレースを進め、3~4コーナーで外に持ち出した3番人気トーホウジャッカルが直線で前を捕らえて先頭に立ち、終始インで立ち回り、サウンズオブアースの追撃を抑えて優勝。勝ちタイム3分1秒0は、これまでの菊花賞レコードを1.7秒、日本レコードを1.5秒縮めるスーパーレコードVとなった。
枠が良かったからか序盤の入りが最高な状態でインで折り合いをつけられ、馬も気分良く運べたので、自分から動いていって、最後まで脚を使えたのだろう。理想的な競馬が出来た完璧な好騎乗。
また、馬に遊びがあるのもいい。少し舌を出しながら走る悪癖が出ていた。舌を出すというのは走りに集中していない証。だが、トーホウジャッカルは違った・・・サウンズオブアースが迫ってくると舌を引っ込め、勝負根性を出して再加速していた。
デビューから半年足らずでGI馬に昇りつめた事といい、これからの成長が更に楽しみな一頭だ。
最後にワンアンドオンリーに少し触れておこう・・・
パドックからテンションが高く、この涼しい時期に発汗も激しかったので、嫌な気配はあった。外を回らされた面もあるが、それにしても走らなすぎだった。結果論だが、抜けた実力ではなかったということと距離の壁があるように思える。
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