内田騎手騎乗の2番人気シングウィズジョイが2番手追走から最後の直線で長い追い比べを制して優勝。
重賞初制覇を飾り、オークスへの優先出走権を獲得した。
このレースほど枠順と展開の重要さを思い知らされたレースはないだろう。
あのペースで縦長の展開、力のある馬がいい位置でレースを進めれば順当な結果になって当然。
上位の馬の中でもこのレースと相性がいい内田騎手ならではの好判断で、好位を取りに行ったことが勝ちに繋がった。
ペースも落ち着いていたので陣営にとって理想的な展開。
ただ、同じ条件でのレース比較をすると時計は平凡、桜花賞組のメンバーが強く、この組はオークスでは厳しいだろう。
希望があるとすればシングウィズジョイを管理する友道調教師によると今回の最終追い切りを坂路に変えた理由が「おつりを残して本番に行きたいから」とのこと。
完調手前で権利くらい取れなければ本番でも勝負にならないということだろうし、本番にピークを持っていける自信があるのだろう。
2着はクビ差で横山典騎手騎乗の1番人気ディアマイダーリン。
道中、抑えるのに苦労していたが、何とか前に壁をつくって我慢させていた感じ。
その分、弾けきれなかった感じ。
パドックでも少しテンションが高かったりと気性面が今後の課題となるだろう。
・ニュージーランドT【GⅡ】
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