大混戦といわれたNHKマイルCだが、終わってみれば上位5頭は1~5番人気馬という決着・・・
そんな中、勝利したのは横山典騎手騎乗の3番人気クラリティスカイ。
好位追走から最後の直線で叩き合いを抜け出して優勝。GⅠ初制覇を飾り、3歳マイル王の座についた。
アルビアーノがハナを切れない展開となったことが影響したのか道中のペースが遅く、上がりの方が速い競馬となった。
勝ったクラリティスカイは鞍上も折り合いに苦労するほどの遅いペースに我慢しながらもしっかり先行し、最後の直線で末脚をつかって抜け出した。
前に壁を作れる内枠、距離短縮策が功を奏したが、鞍上の2週連続のGⅠ制覇という勢いも感じさせられた。
勢いだけでなく、キチっと位置を取りに行き、抑えつつもしっかりポジションを取り、仕掛けのタイミングも馬の脚質・気性・気分にドンピシャと先週の天皇賞と同じく好判断が光った。
ここぞというときの手綱さばきは本当にすごいジョッキーだと再認識させられた。
2着は柴山騎手騎乗の4番人気アルビアーノ。
無敗のままでのGⅠ制覇なるかと期待していただけに惜しい競馬になってしまったが、2番手からの競馬が経験できた点は大きな収穫だろう。
この先もまだまだ楽しませてくれそうだ。
1番人気に支持されたグランシルクは5着に敗れた・・・
展開が向いてなかったが、脚があれば抜けてこられただろう。
中山で速い上がりを使う馬は東京では同じようにいかない。
そういった面もあり、筆者は厚いマークを打てなかったが杞憂ではなかったようだ。
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