東京競馬場 フェブラリーステークス【GⅠ】

武騎手騎乗の1番人気コパノリッキーが、直線で抜け出し、先団の後ろから差を詰めてきた5番人気インカンテーションを振り切って優勝。レース史上初の連覇を達成。
補足だが体重もレース史上最高体重だったようだ。

おそらく想定外だったはずの隊列でも勝つ辺り、このメンバーでは力が抜けていた。
逃げると想定されていたコーリンベリーが出遅れたが、アドマイヤロイヤルが外から先頭に立ち、結果的にいいアシストになった。
ただ、コパノリッキー自身もいいスタートではなかった・・・かしわ記念でも出遅れ、少頭数という形で救われたが、チャンピオンズCでまたもや出遅れ、こちらは多頭数の厳しいレースだった為、大崩れという結果に。
今回の出遅れはコース形態に救われている部分もあった。東京のマイルはスタート後の直線が長いコースになっているのでゆっくり前に行けるので自分の形に持ち込みやすい。
とはいえ、その際の対処と位置取りはさすが武豊。追い込みが届きにくいラップに持ち込んだのも鞍上の腕だ。

2着のインカンテーションはここ2戦は落鉄続きだったということで、普通に走ればこのくらいの力はあるのだろう。
現状ではまだ1着馬と力の差があるが、展開が向けばもっといい競馬ができるのではないだろうか。
自在性があって鋭い末脚、勝負根性といいものを兼ね備えているのは垣間見れたので今後が楽しみだ。

3着のベストウォーリアは流れが合わなかった。
隊列としても、もう一列前に行きたかったのではないだろうか。
返し馬もよく見えたし、久々でも抜群のデキだっただけに2着は欲しかった。
だが、状態さえ良ければこのくらいはやれるということを改めて感じられた。

2番人気だったワイドバッハは6着・・・
縦長の競馬が理想のこの馬は位置取りより展開が肝心。
4コーナーでかぶされる形になって力を出せなかった面もあったようだが、ペースも向かなかった。
コーリンベリーが普通に出ていれば違ったのかもしれないが、そういう想定外も鞍上の対処などで変わるのはコパノリッキーの文で前述した通りで、武騎手にしてやられた感がある。
ただ、存在感は見せていた辺り、決め手はGIでも通用するだろう。引き続き注目していきたい馬でもある。

 

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