2番人気で福永騎手騎乗のサトノクラウンが優勝。
中団追走から鮮やかに差し切って、東京スポーツ杯2歳Sに続く重賞2勝目、無傷の3連勝となった。
東京芝で2戦2勝。今回は中山へのコース替わり+パワーを要する馬場という課題もあったが、あれだけ折り合いがつけば問題ではなかった。
センスもよく、距離が延びても全く問題ないだろう。
好メンバーの揃ったトライアルで快勝、共同通信杯のワン・ツーと競い合うことになるであろうクラシックが楽しみだ。
2着には大外から追い込んだ4番人気・田辺騎手騎乗のブライトエンブレム。
パドックですごく良く見えた。4コーナーでかなり外に振られてしまい、距離損もあった中、最後までよく脚を伸ばしていた。
朝日杯フューチュリティSのマイルは明らかに不向きだっただけに、やはり距離が延びて結果が出た。
皐月賞だけでなく、ダービーでも楽しめるのではないだろうか。
使いながら、ジワジワとよくなってきそうな辺り、展開次第では逆転の余地もありそうだ。
そして3着は10番人気菱田騎手騎乗のタガノエスプレッソが後方から脚を伸ばした。・・・
正直なところ筆者はパドックで他にいい馬が沢山いた為、評価を下げていた。
3着争いを制した辺り、勝負根性はあるだろうが総合的な能力は上位2頭に見劣る。
1番人気のシャイニングレイは2番手から直線伸びずに7着に敗退・・・
パドックでは落ち着いていたのだが、返し馬で一気にテンションが爆発してしまい、ジョッキーを振り落としてしまった。
その上、スタート後に他馬と接触してかかり気味に・・・道中も3番手で収まっていれば違ったのだろうが、コメートにプレッシャーをかけられる形になり、あれだけ行きたがってしまうと終いまでもたなくて当然。
母系の血が出てしまう面など、気性的に皐月賞は厳しいのではないだろうか。
今回の結果を踏まえて陣営は馬を作り直すか、NHKマイルCを目指す道も勘案するのではないだろうか・・・
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