中山競馬場 弥生賞【GⅡ】

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3歳クラシックシーズンに突入。
この一戦を迎えると春の到来を感じるファンや関係者も多い。
2歳の早い段階で賞金確保に成功した牡馬の3歳戦出発点ともいえるレース。
本番の皐月賞と同じ舞台で行われるトライアルだが、権利獲得を狙う馬たちは手薄な他のステップに向かう為、このレースは少頭数になるのが通例。
その影響で本番の皐月賞とはまったく異なるスローペースで流れることが多い。

有力馬紹介

リオンディーズ

春の大舞台を見据えてここから出陣。
菊花賞、ジャパンCを圧勝したエピファネイアの半弟として注目度が高かったが、デビュー戦では掛かり気味になりながらも好位から押し切っての快勝。
そこから1戦1勝の身で挑んだ朝日杯FSでは、最後方から直線だけで15頭を差し切る離れ業をやってのけ、底力で上を行ったという競馬を見せた。
距離が2000mに戻るのは大歓迎で、母がシーザリオということもあり、中山特有のスタミナ勝負も望むところ。

エアスピネル

新馬、デイリー杯2歳Sと連勝して臨んだ朝日杯FSでは単勝1.5倍の断然1番人気に支持されながらも相手の豪脚に屈して2着。
早め先頭に立って目標にされる立場ということもあり、着差がわずか3/4馬身なら、まったく悲観すべき内容ではなく、成長次第で逆転できない差でもない。
1600m戦の経験しかなく、中山コースも初めてだが、センスの良さと完成度においては一日の長があり、操縦性の高さは小回りの中山でこそ大きな武器になるはず。
朝日杯に続いてのキングカメハメハ産駒のワンツーが濃厚か。
ここを乗り越えられればクラシック制覇も近付くだろう。

マカヒキ

デビュー前から調教でも抜群の動きを見せ、初戦をほぼ馬なりで楽勝。
前走の若駒Sも完勝した上、ノーステッキでマークした上がり3Fのタイムは京都内回り2000m最速だった。
中距離でも楽に好位で折り合えるレースセンスがあるが、勝った2戦とも、京都の瞬発力勝負で圧倒したという内容で、トモに緩さが残っている状態で中山の急坂をクリア出来るかが課題。
今回が様々な意味で試金石となる。
ここでリオンディーズ・エアスピネルを打ち破って重賞初制覇を飾れば、クラシックの勢力図を塗り替え、混戦世代へと突入するだろう。

 

《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
予想はレース前日の夜に更新予定!

 

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