今週から北海道シリーズが開幕する。
北海道開催が始まると夏競馬も本番間近と感じさせられる。
その幕開けとなるサマースプリントシリーズの初戦、函館スプリントＳ。
函館の狭いコースで多頭数が争う為、不利に泣かされる馬が頻発する。
昨年のストレイトガールが馬群に沈んだのは記憶に新しいところ。
かつてはロードカナロアも勝ち損ねるなど、数多くの波乱が生まれている一筋縄ではいかないレース。
また、函館コースはスタミナを要する為、長めの距離の重賞実績がある馬が好走しやすく、洋芝を苦にしない500kg超の大型馬の活躍が目立つ。
有力馬紹介
コパノリチャード
昨年の高松宮記念以来、勝ち星から遠ざかっているが、その高松宮記念は不良馬場だった。
パワーを要する洋芝に向いていると言える。
函館は初コース、負担重量が58kgと楽な条件ではないが、実績では上位。
また、長めの距離の重賞を勝っているのも、上記しているようにこのレースの傾向からも強調できるデータとなっている。
ローブティサージュ
昨年の2着馬。
その後のキーンランドCを勝っているように、小回りで洋芝の北海道競馬を得意としている。
北海道シリーズの通算成績が【2-1-0-0】という数字からも最有力候補か。
また、追い込みは厳しいと言われる函館で、メンバー最速の上がりを叩き出した昨年の内容は函館適性があるとみていいだろう。
昨年同様、54kgで出走できるのもプラス材料。
軸には最適か。頭では買いづらくとも、押さえには必要とみる。
アンバルブライベン
遅咲きのスプリンターだが、テンのスピードは現役屈指。
京阪杯、シルクロードSとここに来て重賞2勝。
北海道シリーズは初参戦な上、今回は56kgを背負うが、淀短距離Sを57kgを背負いながら2着という実績があるので3度目の重賞制覇もあり得る。
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