阪神競馬場 宝塚記念【GⅠ】

上半期の総決算ともいえる宝塚記念。
暮れの有馬記念同様、ファン投票によって上位10頭に優先出走権が与えられるドリームレース。
その年のオールスター戦のようなメンツになるので初顔合わせが多く、どういうペースでどのような展開になるか読み解くのが難しい。
どんなレース展開にも対応できるオールラウンド力、少しの事では動じない図太さが要求されるレースと言えるだろう。

有力馬紹介

ゴールドシップ

JRA史上初の平地同一GⅠ3連覇がかかる一戦。
今年は天皇賞を制しての堂々たる参戦。
そして勝てばシンボリルドルフ・テイエムオペラオー・ディープインパクト・ウオッカの4頭と並ぶJRA、GI最多の7勝目となる。
2着以上なら賞金面でも歴代2位のディープインパクトを上回るというあらゆる記録がかかっている大一番。
6歳とはいえ大きな衰えは見られない上に今回は7戦6勝2着1回、連対率100%と大得意としている阪神コース。
3連覇の可能性も低くはないだろう。

ラキシス

昨年のエリザベス女王杯でGI初制覇。
その調子のまま有馬記念でも勝ったジェンティルドンナから0秒2差の6着と善戦。
今年初戦の大阪杯ではキズナを負かす金星を挙げたように牡馬相手にヒケを取らない実績がある。
阪神コース・2200mは最も得意とする距離。
間隔が開いてのレースはこの馬の普通のルーティン。
有馬記念以上の結果が期待できる。

ワンアンドオンリー

昨年のダービー馬。
神戸新聞杯優勝後はリズムを崩していたが、前走のドバイシーマクラシックでは9頭中の3着と復調気配を見せた。
ダービー以外の勝ち星はすべて阪神コースと相性が良く、内回りでもラジオNIKKEI杯2歳Sで勝っており、臨機応変に動ける馬。
海外遠征帰りで調整が難しいが、底力は侮れない。

ヌーヴォレコルト

エリザベス女王杯ではラキシスのクビ差2着と惜敗したが、今年初戦の中山記念では皐月賞馬ロゴタイプなど牡馬相手に勝利。
前走のヴィクトリアマイルでは1番人気に推されながら6着と完敗したが、久々のマイル戦+高速決着に持ち味を消されたといったところだろう。
距離が延び、人気も下がるであろう今回はしぶとさを活かせれば巻き返しも十分に考えられる。

 

《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
予想はレース前日の夜に更新予定!

 

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