今週唯一の重賞で函館競馬場最大のレース、函館記念。
このレースは洋芝で小回りという独特な条件で行われる為、日本で一番時計が掛かる芝2000m重賞と言える。
その恩恵を受けて他場では今ひとつの馬でも「函館だけは・・・」という馬が勝ち上がることも。
有力馬紹介
エアソミュール
昨年の毎日王冠で重賞2勝目を上げており、このメンバーでは格上といえる実績馬。
その後はいまひとつのレースが続いているが、洋芝適性があるのは過去実績で証明済み。
栗東でしっかりと仕上げられてからの函館入りで不安はない。
57.5kgはトップハンデだが、今までの実績からすれば余裕。
他馬と比べれば有利なのではとさえ思える。
鞍上のミルコ・デムーロ騎手が函館競馬場初参戦でどこまで対応できるかと一昨年に1番人気で10着に敗れているように、時計が掛かるレースを苦手としているのをどう克服しているかが課題。
特に鞍上は先週までの福島のように小回りに戸惑いながら乗ると・・・。
マイネルミラノ
多少速いペースでも、ハナを切って自分の形に持ち込めば簡単には止まらない。
重賞未勝利馬でハンデ56kgは楽ではないが、2着に2馬身半差という圧勝だった前走を思えば克服も難しくはないだろう。
好調時に勝ちをまとめる傾向があり、再度マイペースで行けるようなら侮れない存在。
レッドレイヴン
前走でマイネルミラノの2着。
マイネルミラノは展開に恵まれ、斤量面での恩恵もあったので今回は条件が変わる。
休み明けで使った前走は叩き台で今回は状態面の上積みが見込める。
そしてハンデは56kg。
昨年の重賞は敗退したが斤量56.5kg。
今回は0.5kgとはいえ軽くなったのも好材料。
《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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