菊花賞トライアルということになっているが、菊花賞の施行時期が繰り上がった2000年以降、セントライト記念出走馬の菊花賞制覇はマンハッタンカフェしかいない。
もう一つのトライアル神戸新聞杯とはかなり差がつき、菊花賞トライアルというより秋の3歳中距離王決定戦といった感じ。
皐月賞&ダービーを制したドゥラメンテが骨折してしまい、年内の出走を見送ったのは残念だが、なかなかの好メンバーがそろった印象だ。
有力馬紹介
サトノラーゼン
遅咲きのディープインパクト産駒だがダービー2着の実績。
そのダービーでは皐月賞出走馬が掲示板を占める中、この馬だけが皐月賞未出走で2着まで食い込んだ。
夏を越しての成長はもちろん、好位から競馬ができ、立ち回りのセンスの良さは中山向きで、キャリア10戦すべてが3着以内という堅実派。
懸念点は先週の中山はディープインパクト産駒の人気馬がことごとく人気を裏切っていた。
馬場の克服が課題となりそうだ。
ブライトエンブレム
皐月賞4着馬。蹄のトラブルでダービーを断念し、約5カ月ぶりとレース間隔が空いたが、その分早めに帰厩したおかげで乗り込み量は豊富。
大外一気で勝った札幌2歳S、場所が変わっても外を回して2着に追い上げた弥生賞と外回りコースならレースがしやすいようだ。
弥生賞で証明したように力強いマクリ脚があり、中山は合っている。
ベルーフ
春のクラシックでは結果が出なかったが、小倉記念で古馬と対等に渡り合って2着。
休まずにひと叩きされている点は休み明けの馬より有利。前走ではプラス16kgと成長した馬体をみせていたが、血統的には夏を超えてこれから本格化してくる背景があるのでどれだけ成長してきているかも楽しみ。
京成杯勝ちの実績がある中山でどんな走りを見せるか。
終いがもつれるような展開ならまとめて差し切るだけの力量はある。
《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
予想はレース前日の夜に更新予定!
・レース展望 新潟記念【GⅢ】
・レース展望 小倉2歳ステークス【GⅢ】
・レース展望 京成杯オータムハンデ【GⅢ】
・レース展望 セントウルステークス【GⅡ】
・レース展望 ローズステークス【GⅡ】
・レース展望 セントライト記念【GⅡ】
・レース展望 神戸新聞杯【GⅡ】
・レース展望 オールカマー【GⅡ】
・レース展望 シリウスステークス【GⅢ】
・レース展望 スプリンターズステークス【GⅠ】
・レース展望 サウジアラビアRC【新設重賞】