1着馬には天皇賞への優先出走権が与えられる伝統の一戦だが、本番で人気になるようなクラスは東京や京都で始動するのが通例。
しかし今年は3頭のGＩ馬、8頭の重賞馬が揃い、豪華な顔ぶれとなった。
やや手薄な牡馬勢と、牝馬の一線級との能力比較も見どころの一つになりそう。
有力馬紹介
ヌーヴォレコルト
宝塚記念5着以来の参戦となるが、今まで3ヶ月以上の休み明け成績はチューリップ賞2着、ローズS勝ち、中山記念勝ちと、気性的にも使われているよりは休み明けのフレッシュな状態の方が成績が安定している。
また、近年は牝馬がオールカマーに出てくることが少なかったが、かつてはメジロドーベル、ヒシアマゾン、イクノディクタスが勝っているように、強い牝馬なら不安はないと言える。
最終調教に岩田騎手を呼び寄せて騎乗予定。好勝負は間違いないだろう。
ロゴタイプ
産経大阪杯5着以来の5カ月ぶり。
前走は苦手な道悪で力を出せずに完敗したが、そのあと夏場はしっかりと休ませ、秋初戦をここに定めて乗り込んできた。
朝日杯、皐月賞など中山コースでGI、GIIを計3勝している【中山の鬼】。
今年も中山金杯と中山記念で2着と衰えは見えない。
鞍上も久々とはいえ、騎乗実績3戦3勝のミルコ・デムーロ騎手とのコンビは力強い。
不安点は経験が少ない2000ｍ超の距離で今まで通りの実力が出せるかどうかだが、乗り方ひとつでこなせるだろう。
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