菊花賞のトライアル第2弾。
1～3着馬には優先出走権が与えられる。
今年はセントライト記念に多くの実績馬が出走したのに対し、こちらは少ない。
しかし、セントライト記念が小回りの中山で行われるのに対して、こちらは阪神の外回りコースを一周する2400m戦。
距離が延長されてから神戸新聞杯を経ずに菊花賞を勝った馬は1頭だけで、勝ち馬のメンツもディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイアと数々の実力馬がここをステップに菊花賞を制している。
昨年も僅差3着だったトーホウジャッカルが本番で勝ちを収めており、先を占う意味でも見逃せない一戦だ。
有力馬紹介
リアルスティール
皐月賞2着、ダービー4着の実績があり、春の実績馬が少ない今回の組み合わせでは抜けた存在。ダービー後に軽度の骨折があったようだが、患部も癒え、夏も順調に過ごせたようだ。
阪神は新馬戦で結果を残しており、コース的にはまったく問題なし。
ダービーで見せた折り合いの難しさがあり、距離への不安は拭えないが、ダービー上位陣不在のここは、恥ずかしい競馬は許されない立場だろう。
アルバートドック
春の京都新聞杯で僅差3着と能力の高さを見せたが、賞金加算が出来ず、ダービー出走は叶わなかった。
だが、その後の白百合Sを快勝してきっちりと賞金を加算。万全の態勢で秋を迎えた。
スタミナがあるタイプで、夏を越え確実にパワーアップした今なら勝ち負けだろう。
阪神芝2400mで勝ち星があるのも強みだ。
マッサビエル
500kgを超す大型馬が、関東からただ1頭、西に乗り込んでくる。
ハービンジャー産駒は切れ味不足に苦しむ馬が多いが、この馬は祖母が牝馬GＩ5勝のメジロドーベルという母系からか、豊富なスタミナと4戦中3戦で最速上がりを出せる切れ味を持ち合わせている。
初の関西遠征競馬がネックになるが、潜在能力の高さは相当なもの。実績上位馬をまとめて負かしても不思議はない。
関東馬でありながら神戸新聞杯を選んだのも菊花賞を本気で意識していることの現れだろう。
《コラム執筆者：米田和真の予想・プロフィールはこちら》
予想はレース前日の夜に更新予定！
・レース展望 小倉2歳ステークス【GⅢ】
・レース展望 京成杯オータムハンデ【GⅢ】
・レース展望 セントウルステークス【GⅡ】
・レース展望 ローズステークス【GⅡ】
・レース展望 セントライト記念【GⅡ】
・レース展望 神戸新聞杯【GⅡ】
・レース展望 オールカマー【GⅡ】
・レース展望 シリウスステークス【GⅢ】
・レース展望 スプリンターズステークス【GⅠ】
・レース展望 サウジアラビアRC【新設重賞】
・レース展望 毎日王冠【GⅡ】