1着馬には天皇賞・秋への優先出走権が与えられる京都大賞典。
秋の王道路線における重要なステップレースでもある。
フルゲート18頭のところに10頭と頭数は少ないが、3頭のGＩホースを筆頭に“少数精鋭”ともいえる好メンバーが集結した。
一昔前は春の阪神大賞典と共に人気馬同士で決まるガチガチレースの代表格のように言われていたが、最近は1番人気がよく連を外すなど、人気馬が頼りにならない。
有力馬紹介
ラブリーデイ
年始の中山金杯で重賞初制覇を果たしてからは登り調子。
年の前半だけで重賞4勝、前走の宝塚記念ではついにGＩホースに。
斤量58kgを背負う今回は挑戦を受けて立つ形だが、今の充実ぶりからは大崩れが考えづらい。
秋の活躍次第で年度代表馬の可能性もあるだけに始動戦から注目される。
ラキシス
昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬。
京都芝外回りコースは実績があり、春には産経大阪杯でダービー馬キズナを撃破している。
その後は着順こそ今ひとつだが、勝ち馬との差はわずかなレースばかりで、小回りの内枠など敗因もはっきりしており、展開次第で結果は違っただろう。
主戦の川田騎手がラブリーデイに騎乗する為、今回は武豊騎手が乗り替わる。
GIを制した京都外回りに替わり、先週、JRA重賞300勝という金字塔を打ち立てた名手の手綱さばきに導かれ勝利なるか。
《コラム執筆者：米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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