1着馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられる重要な前哨戦だが、エリザベス女王杯が芝2200m戦であるのに対し、このレースは芝1800m戦。本番とは関連性が薄い距離で行われる為か、マイルチャンピオンシップに向けての調整に使った馬もおり、秋のGＩ戦線を占う意味でも目が離せない。
有力馬紹介
レッドリヴェール
2年前の2歳女王で桜花賞2着後は不振続きだったが、430kg台の馬体重で競馬に使われるようになってからはレースぶりが安定してきた。
前々で立ち回れる器用さもあり、クイーンSからの臨戦も理想的だが、何よりもGIで活躍していた当時の主戦、戸崎騎手への乗り替わりは魅力的。
完全復活のシーンがあるかもしれない。
スイートサルサ
今春、不向きとされていた小回りコースの福島牝馬Sで重賞初制覇。
その後は惨敗続きの結果に終わっているが、この馬の得意コースは東京・新潟のような直線が長いコース。
一昨年に差のない3着だったレースでもあり、ノーマークにはできない。
スマートレイアー
昨年の2着馬だが、昨年は55kgで今年は54kgと有利。
前走の米子Sで初騎乗のデムーロ騎手を背に勝利を飾った。
久々の実戦となるが、引き続きデムーロ騎手とコンビを組むだけに期待できる。
《コラム執筆者：米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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