東京競馬場 天皇賞・秋【GⅠ】

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芝中距離路線の上位陣はこの一年で一新された。
ジェンティルドンナ・ジャスタウェイ・ハープスター・エピファネイア・キズナといったスターホースたちが競馬場を去り、中距離路線の王座は一時空席になっている状態。
そんな中、GIの舞台は京都から東京に移る。
群雄割拠という状況の中、春の天皇賞馬ゴールドシップこそ不在だが、GI馬5頭をはじめ出走全馬が重賞ウイナーという天皇賞らしい豪華な顔ぶれとなった。
芝2000mはJRAの主流レースのような条件でありながら、古馬GIはこの秋の天皇賞だけ。
よってマイル路線の馬たちと、中長距離の馬たちが激突する舞台となる。
どちらの路線を重く扱うかの見極めが鍵となる。

有力馬紹介

ラブリーデイ

今年に入って7戦5勝。3000m未満のレースに限れば全て重賞で5戦5勝という快進撃。
主戦の川田騎手は騎乗停止で乗れなくなったが、2週前の秋華賞をミッキークイーンで制し、勢いのある浜中騎手が騎乗。
誰が乗っても結果を出し続けている馬なので不安材料にはならない。
前で受ける脚質は秋の天皇賞向きとは言えないが、2000mはこの馬にとってベストの距離。さらに連勝を伸ばせるか。

ショウナンパンドラ

この1年で驚くほどパワーアップした。
宝塚記念3着後、夏にしっかりと休んで挑んだ前走のオールカマーでは、ヌーヴォレコルトやその他の強豪牡馬を自慢の末脚で完勝。
近走は芝2200mでの好走が続いているが、この馬は芝2000mで秋華賞勝ちを含めて[3-1-0-1]という成績で【2000mの鬼】と呼んでも過言ではない。
東京ではこれまで勝ち星がないが、左回り自体に問題はない。
脚質を考慮すれば勝利に近い存在で心身ともに本格化を迎えた4歳牝馬の切れ味は侮れない。

エイシンヒカリ

ディープ産駒の中では珍しく、スピードで押し切る個性派でデビュー2戦目から全て逃げる競馬。
6月のエプソムCで重賞初制覇を飾ると、秋初戦の毎日王冠も好メンバーを相手に逃げ切って完勝。
ただ、この馬は前走の時点で賞金的に天皇賞への出走が微妙だった為、他の馬と比べて仕上げの本気度が違い、完成されていた感はある。
上積みという点で他馬から劣ることはやむを得ないか。だが、デビューからここまで9戦8勝。
武豊騎手とは今年からコンビを組んで3戦3勝と相性はいい。
11月1日の天皇賞といえば・・・1998年のサイレンススズカが思い出される。
左前脚を骨折し、予後不良での安楽死・・・当時の鞍上も武豊騎手。
17年ぶりの同日開催で同じような天性のスピードを持つ快速馬に跨り、どのような気持ちで乗るのだろうか・・・

スピルバーグ

昨秋の天皇賞馬。
英国遠征からの帰国初戦だった毎日王冠は10着に沈んだが、58kgを背負っての海外遠征帰り初戦という状態で100%の走りは無理がある。
叩いたことにより、状態面がガラリと変わり、型通りの良化を見せている。
鞍上の北村騎手も前週の菊花賞を制してリズムも勢いもある点もプラス。

 

《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
予想はレース前日の夜に更新予定!

 

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