札幌記念の勝ち馬は凱旋門賞か天皇賞へ直行するのが通例と言えるほどのステップレースになった札幌記念。
札幌競馬場スタンドがリニューアルオープンした昨年は、ハープスターとゴールドシップの直接対決で場内は大観衆で埋めつくされた。
そしてそんなファンの期待に応えるかのように2頭のマッチレース。
主役候補だった3歳牝馬ルージュバックの回避は残念だが、今年もGI級のメンバーが揃った。
どんなドラマが待っているのだろうか。
有力馬紹介
トーホウジャッカル
デビューが3歳の5月31日とダービー前日。
同世代の馬からかなり後れを取ったが、天性の素質で差を一気に埋め、秋には菊花賞でレコード勝ち。
今年は右前脚のケガで阪神大賞典や天皇賞・春といった予定していたレースに出走できなかったが、休養明けとなった前走の宝塚記念では、前哨戦を回避するなど状態は万全とは言えなかったにもかかわらず4着と好走。
一度叩かれたここは万全の態勢で臨める。
小倉競馬場での勝ち鞍もあり、小回りコースにも不安はないが、上がりが速くなると見劣りし、重賞レベルでの実績が2200m以上とこのクラスでの2000m戦の経験がないのがどうか。
ラキシス
この馬も力上位の存在。
今年初戦の産経大阪杯ではキズナら牡馬のGⅠ級達に圧勝。
前走の宝塚記念はスタートで出遅れ、位置取りが後ろになった上に超スローペースと悪い条件が重なっただけ。
スムーズに流れに乗れれば、産経大阪杯と同距離のこのレースで巻き返しは十分。
ラストインパクト
昨年、京都大賞典など重賞3勝を挙げて一気にブレイク。
中距離路線で3勝を上げる辺り、ハイレベルなこのレースでも力は劣ってない。
今年に入っても天皇賞・春で4着と力のあるところを見せた。
長距離からの大きな距離短縮はいかに好位につけられるかどうかが勝利の鍵となる。
タフさをいかせる消耗戦に持ちこめれば4勝目もあり得る。
《コラム執筆者:米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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