下半期のチャンピオンマイラー決定戦だが、マイル路線はスプリント路線ほど特化されていないので他路線からの参入が簡単。
特にこのマイルチャンピオンシップは中距離路線から参戦する有力馬vsマイル専門馬の戦いという図式が多く、毎年のように大混戦になる。
春と秋では同じマイルGIでも趣の違うレースになり注意が必要。
有力馬紹介
イスラボニータ
昨年の皐月賞勝ち馬で天皇賞・秋では2年連続3着に入った実績がある。
マイル戦は新潟2歳Sの2着以来だから2年ぶりとなるが、未経験ではない上に2000mのGIで勝ち負けを繰り返している実力馬がマイル路線に降りてくれば能力的な面での優越は明白。
鞍上の蛯名騎手も京王杯2歳Sに続いてエリザベス女王杯を勝つなど秋は充実しており、初のマイルGIでもこれといった死角は見当たらず、不安も感じられない。
モーリス
4連勝で一気にGI制覇まで突き抜けた春のマイル王者。
5カ月半ぶりの出走となるが、能力的にここでもずば抜けている可能性があり、休み明けでも軽視するのは危険。
ぶっつけ本番の不利が気にならないだけの奥深さはある。
それに世界のムーア騎手騎乗というのも大きな魅力。
ダイワメジャー以来、6頭目の安田記念＆マイルCS同年制覇があっても不思議ではない。
ダノンシャーク
昨年の覇者。
このレースはリピーターの活躍が目立つ傾向があり、好勝負が期待される。
休み明けの前走は毎日王冠で4着とここまで大事に使われており7歳でもまだ能力を維持している。
年齢を考慮すれば間隔を開けたローテーションにも好感がもて、もう一花咲かせるか。
《コラム執筆者：米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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