2歳牡馬のチャンピオン決定戦が、昨年からGⅡに格上げされて2本立てという形になった。
皐月賞と同じコースで行われる。旧ラジオNIKKEI杯2歳Sから開催場と名称が変わった形のレースだが、同名同条件でオープン特別が長く行われており、そのレースからもダービー馬、ウイニングチケットや二冠馬エアシャカールを輩出している。
また、来春の本番を見据えてマイルの朝日杯フューチュリティSをパスしてこちらに出走する素質馬も多く、ハイレベルなレースが期待できそう。
有力馬紹介
ブレイブスマッシュ
前走のサウジアラビアロイヤルＣでイモータルなど素質馬を撃破しての勝利。
これまで4つの競馬場で走って5戦5連対が示す通り、どんな競馬でもできる器用なレース巧者。
距離延長と初コースが懸念点だが、前目の位置で立ち回れる器用さがあるこの馬のセンスをもってすれば対応できそう。
バティスティーニ
新馬、黄菊賞を連勝。
前走の黄菊賞では、稍重の馬場状態ながらも後方から馬なりで京都２歳Sの良馬場でのタイムを上回る脚を見せ、３馬身半差での圧勝という強烈な内容だった。
懸念点はスタートが速くなく、多頭数でロスが多い競馬になると持ち前の能力で圧倒できるかどうか不安はある。
《コラム執筆者：米田和真の予想・プロフィールはこちら》
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